いきなり答える備忘録

Google Workspace・Microsoft 365・LibreOfficeなどに関するメモ

(Gスプレッドシート)数値の小数部分を求める

 Googleスプレッドシートで、数値の小数部分(小数点以下の部分)を求める方法についてです。
 符号を含めて(マイナスの数値についてはマイナスの値として)得るものとします。

  • 「=数値-TRUNC(数値)」で数値の小数部分を求めることができます。

手順

f:id:accs2014:20220413161106p:plain:right:w450

 画像ではB列に対象となる数値が並んでいます。
 これに対しC3セルに次の式を入力し、B3セルの数値の小数部分を求めています。
 以下のセルについても同様です。

 C3セル

=B3-TRUNC(B3)

 TRUNC関数は数値の小数部分を切り捨てる関数です。これにより切り捨てた値を元の数値から差し引けば、小数部分が求まるというわけです。
 TRUNC関数の代わりにINT関数を用いる方法も考えられますが、TRUNC関数が「元の数より0に近い数値になるよう切り捨てる(例:TRUNC(-0.4)=0)」のに対し、INT関数は「元の数より小さい数値になるよう切り捨てる(例:INT(-0.4)=-1)」ので、マイナスの数値を対象とした場合に正しい結果が得られません。
 よってマイナスの値を考慮しなくてよい場合を除きTRUNC関数を使った方が確実です。

 なお絶対値が欲しい場合は「=ABS(B3-TRUNC(B3))」でOKです。