ExcelのCOUNTIF関数で、文字列として記録されている数字をカウントできる場合とできない場合がありますのでそれぞれの例を紹介します。
カウントできるケース
次の画像では、B3:B9の範囲にいくつかの数字が入力されています。ただしすべて文字列として記録されていて、全角のものもあれば「000100」のように先頭に0を含むものもあります。
そこでD3セルに「=COUNTIF(B3:B9,"=100")」と入力し、100に等しいものをカウントしています。
結果は「4」となっており、半角数字の「100」だけでなく、全角の「100」や、先頭に0を含む「000100」もカウントされていることがわかります。
また、次の画像のように第2引数で値のみを指定する場合も同じようにカウントできます。
このように特定の値との一致判定の場合は、かなり柔軟に文字列の数字をカウントしてくれます。
カウントできないケース
次の画像では「=COUNTIF(B3:B9,">=100")」と入力し、100以上の数字をカウントしようとしていますが結果は0となっています。
理屈から言って最初の例の結果(4)より小さくなるのはおかしいのですが、このように不等号(「>」や「<」)を含む比較では文字列の数字をカウントできません。
最初の例のようなケースにもとづき「COUNTIFで文字列の数字をカウントできる」と覚えていると、いざというときに誤る恐れがあるので注意が必要です。