各種の表計算ソフトと同様に、便利な関数が用意されています。
- 「=DATEDIF(生年月日,基準日,"Y")」という式で満年齢を求めることができます。
手順
指定日における満年齢を求める
B列に生年月日として1981/5/31~1981/6/2までの日付が並んでいます。
これらの生年月日に生まれた人が、2019/6/1時点で満何歳なのかを求めるものとします。
B3セルに次のような式を入力し、下方にフィルコピーします。
=DATEDIF(B3,"2019/6/1","Y")
DATEDIF関数は2つの日付の間の経過期間(日、週、月など)を求める関数です。
1つ目と2つ目の引数によって2つの日付を指定します。ここで、2つ目の日付の方が新しい日付(または1つ目の日付と同じ日付)である必要があります。
そして3つ目の引数ですが、満年齢を求める際には「"Y"」と指定します。
フィルコピー後の結果はこのようになります。
2019/6/1時点では5/31生まれの人と6/1生まれの人が38回目の誕生日を迎えていますので満38歳、つまり値は38となります。
6/2生まれの人はまだ誕生日を迎えていませんので満37歳、つまり値は37となります。
今日の満年齢を求める
今日(スプレッドシートを表示している、まさにその日)の満年齢を求めることもできます。
上記の例と同様にB列に生年月日が並んでいます(ただし上記例とは日付が異なります)。
これらの生年月日に生まれた人が、「今日」の時点で満何歳なのかを求めるものとします。
B3セルに次のような式を入力し、下方にコピーします。
=DATEDIF(B3,TODAY(),"Y")
TODAY関数(引数は何も指定せず、ただカッコだけにします)によりシステムの日付を得ることができます。よって常に「今日」の満年齢が求まります。
実行結果です(実行日は2019/6/30)。
6/29生まれの人と6/30日生まれの人は38回目の誕生日を迎えていますので38となり、7/1生まれの人はまだですので37となります。
式は随時再計算されますので、7/1にこのシートを開くと、値はいずれも38となります。