いきなり答える備忘録

Google Workspace・Microsoft 365・LibreOfficeなどに関するメモ

(Gスプレッドシート)セルに簡易な折れ線グラフを表示する関数(SPARKLINE関数)

 Googleスプレッドシートにも本格的なグラフ機能がありますが、その他にSPARKLINE関数という関数だけで簡単なグラフを作ることも可能です。
 このSPARKLINE関数について紹介します。

  • SPARKLINE関数により1つのセル内に収まるグラフを表示することができます。

手順

f:id:accs2014:20190320155841p:plain:right:w550

 C行(C4:G4)に記された5つの数字を折れ線グラフにしてみます。
 セルH4に次のように入力します。

=SPARKLINE(C4:G4)

f:id:accs2014:20190320155838p:plain:right:w550

 するとセルにちょうど収まる形で折れ線グラフが表示されました。

f:id:accs2014:20190320155835p:plain:right:w550

 さらに下方にフィルすると、各行の数値に対応するグラフが表示されました。

 ただし、行ごとに縦軸のスケールが異なるので(各行の最小値がセルの最下部に、最大値がセルの最上部に対応付けられている)、比較にはちょっと不自然かもしれません。

f:id:accs2014:20190320155832p:plain:right:w650

 そこで今度は次のように入力してみます。

=SPARKLINE(C4:G4,{"ymin",0;"ymax",4000})

 { }内のパラメータにより、0をセルの最下部に、4000をセルの最上部に対応付けています。

f:id:accs2014:20190320155829p:plain:right:w550

 入力後さらにフィルした様子です。
 各行の縦軸のスケールが統一されたので、数値の大小も含めて比較できるようになりました。ただし、各行の数値の動きはちょっとわかりにくくなっています。

 なお、このほかにも各種のパラメータ指定によりさまざまなグラフを作成することができます。
 詳しくは公式のヘルプにまとめられています。
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