いきなり答える備忘録

Google Workspace・Microsoft 365・LibreOfficeなどに関するメモ

(Gスプレッドシート)空白セルをカウントする

 Googleスプレッドシートで空白セル(空のセル。空文字列(="")でもないもの)の数をカウントする方法についてです。

  • 「=COUNTIF(範囲,"=")」という式で空白セルをカウントできます。
  • COUNTBLANK関数は空白セルだけでなく空文字列も含めてカウントします。

手順

 次の画像ではD3セルに式を入力し、B3:B10の範囲のうち空白セルであるものをカウントしています。

 D3セル

=COUNTIF(B3:B10,"=")

 ちょっと奇妙な式ですがCOUNTIF関数の第2引数(条件)を「"="」とすることで空白セルだけをカウントできます。
 ただし空文字列(=""。長さ0の文字列)はカウントしません。直接「=""」などと入力することはまずないのであまり意識することはないかもしれませんが、「=IF(~,"○","")」といったように関数などの戻り値を「""」とすることがよくあります。この「""」も空文字列ですので、上記のような式ではカウントすることができません。



 ちなみに空白セル以外をカウントする場合はCOUNTIF関数の条件を「"<>"」とすればOKです。

 D3セル

=COUNTIF(B3:B10,"<>")

 


 なお、COUNTBLANK関数は空白セルだけでなく空文字列も含めてカウントします。
 ISBLANK関数は空白セルかどうかを判定する関数ですが、そのこととは対応していません。とても紛らわしいです。

 D3セル

=COUNTBLANK(B3:B10)

 とにかく文字が1文字もないセルをカウントしたい、という場合はこれでいいので実際はこちらの方がよく使われるかもしれませんが、空白セルと空文字列が正確には別物であるという点は意識しておいたほうが良いだろうと思います。