Googleスプレッドシートで、散布図等のグラフに近似直線(回帰直線)や近似曲線、近似式、決定係数を表示する方法についてです。
- 散布図や折れ線グラフ、棒グラフではグラフを右クリックし「系列」メニューに進むことで、近似直線(曲線)や近似式、決定係数を表示することができます。
手順
例として散布図に近似直線等を表示してみます。
画像は「気温(℃)」を横軸、「売上高(万円)」を縦軸とする散布図を作成したところです。
グラフを右クリックし、メニューから「系列」→「売上高(万円)」と進みクリックします。
ウインドウの右側に「グラフエディタ」のペインが現れ、「系列」のメニューが開いた状態となります。
このまま下に進みます。
すると「トレンドライン」という項目がありますのでチェックを入れます。
「種類」は「線形」とします(デフォルト)。
これでグラフに近似直線(回帰直線)が表示されます。
「種類」で「多項式」などを選択して近似曲線にすることもできます。
ペインに戻ってさらに下に進み、「ラベル」から「方程式を使用」を選択します。
また、「決定係数を表示する」にチェックを入れます。
これでグラフに近似式と決定係数が表示されます。
ただしこれらの数値は桁が丸められていますので注意してください。
正確な回帰直線の係数を求める場合はSLOPE関数やINTERCEPT関数が使えますし、決定係数を求める場合はLINEST関数が使えます。
SLOPE関数やINTERCEPT関数の利用については次の記事で触れています。