Excelで、文字列の左（先頭）から指定した数の文字数を削除する方法についてです。
併せてn文字目だけ削除する方法も紹介します。
併せてn文字目だけ削除する方法も紹介します。
左からn文字を削除する方法
やり方を2つ紹介します。
まずはREPLACE関数を使う方法です。次の画像ではB3セルの文字列のうち左から3文字（あいう）を削除した結果を、C3セルの式により得ています。
C3セル
=REPLACE(B3,1,3,"")
REPLACE関数は文字列の一部を置き換える関数です。
構文は次の通りで、第2引数を「1」、第3引数を削除したい文字数（n）、置換先を「""」とすることで結果的に左からn文字を削除することができます。
REPLACE(文字列, 開始位置, 文字数, 置換先)
次の画像はnとしていくつかの値を指定した例です。
nが文字列の文字数以上になると空文字列（長さ0の文字列）が返ります。
D3セル（下方にフィルコピー）
=REPLACE(B3,1,C3,"")
2番目の方法はRIGHT関数を使う方法です。
次の画像ではB3セルの文字列のうち左から3文字を削除した結果を得ています。
C3セル
=RIGHT(B3,LEN(B3)-3)
RIGHT関数は文字列の一部を抽出する関数です。
構文は次のとおりで、第2引数（抽出する文字数）として「文字列の文字数－削除する文字数（n）」指定することで左からn文字を削除した結果を得ることができます。
RIGHT(文字列 [,文字数])
次の画像はnとしていくつかの値を指定した例です。
nが文字列の文字数と等しいと空文字列が返り、文字数を超えるとエラーが返ります。
D3セル
=RIGHT(B3,LEN(B3)-C3)
左からn文字目だけ削除する方法
こちらはn文字目の1文字だけを削除する方法です。
次の画像ではB3セルの文字列の3文字目（う）だけを削除した結果を得ています。
C3セル
=REPLACE(B3,3,1,"")
REPLACE関数の第2引数（開始位置）を「3」、第3引数（置き換える文字数）を「1」、第4引数（置換先）を「""」としています。これで左から3文字目だけ削除した結果が得られます。
次の画像はnとしていくつかの値を指定した例です。
nが0だとエラーとなり、文字数より大きいと元の文字列がそのまま返ります。
D3セル
=REPLACE(B3,C3,1,"")
