Googleスプレッドシートにおける割り算の余り(剰余)の取得についてです。
- MOD関数を使い「MOD(被除数,除数)」とすることで割り算の余りを求めることができます。
- 演算子により求めることはできません。
手順
画像ではB2セルに式を入力し、7を4で割った余りを求めています。
式は次のとおりです。
=MOD(7,4)
MOD関数を使い第1引数に被除数(割られる数)を、第2引数に序数(割る数)を指定することで余りを求めることができます。
プログラミング言語では%などの演算子が用意されているのが一般的ですがGoogleスプレッドシートにはありません。「=7%4」とするとエラーになります(Excelと同様)。
ここではさらにいくつかの例を表示しています。C列が式の内容で、B列がそれらの結果です。
B3セルの例でわかるように、序数に0を指定すると、0で割る割り算を実行したときと同じ#DIV/0!エラーとなります。特にSIGN関数と組み合わせたときにこのエラーが発生するのを見落とす、というのがよくあるミスです。
また、-7を4で割ったときの余りは1に、7を-4で割ったときの余りは-1となります。余りの符号は除数に合わせるのが一般的なのでこれらの結果自体は不自然なものではないのですが、「QUOTIENT(-7,4)」も「QUOTIENT(7,-4)」も結果は(-2ではなく)「-1」となるため、これらの関数の組み合わせでは「被除数=商*序数+余り」という関係が成り立たない、というのがちょっとした留意点です(これらもExcelと同様)。