ExcelのXLOOKUP関数の検索値の判定についてです。
- XLOOKUP関数はVLOOKUP関数と異なり検索値の全角と半角を区別しません(同一視する)。大文字と小文字を区別しない点は同じです。
- XMATCH関数についても同様です。
手順
次の画像ではE3セルに入力されている全角大文字の「ABC」という値を左側の表から検索して、対応する商品名を取得しようとしています。
そこでF3セルに「=XLOOKUP(E3,B3:B6,C3:C6)」と入力しましたが取得したのは半角小文字の「abc」に対応する「さくらんぼ」となっています。
つまりXLOOKUP関数は検索値の大文字と小文字だけでなく全角と半角も区別しません。
VLOOKUP関数の場合、大文字と小文字を区別しないものの全角と半角は区別するので、同じようにすると「ぶどう」を取得します。
いずれにしても同じように使うと異なる結果になる場合がある、というのが注意点です。
なおXMATCH関数についても大・小文字だけでなく全・半角を区別しません。
一方でMATCH関数は大・小文字を区別しないものの、全・半角を区別します。