Googleスプレッドシートで、他のセル範囲を参照して判定結果(チェックあり/なし)を表示するだけのチェックボックスを設置する例です。
- チェックボックスのあるセル内に「TRUEまたはFALSEを返す数式(「=」で始まる)」を入力すると、その式の結果に応じてチェックの有無が決まります。直接クリックしても変化しなくなります。
手順
B列に科目名、C列に点数の値が入力されています。
D列にチェックボックスを置き、点数が70以上ならチェックあり、70未満ならチェックなしの表示となるよう設定します。
まずD3セルを選択した状態で、メニューから「挿入」→「チェックボックス」と選択します。
「データ」→「データの入力規則」と進んでチェックボックスを置く方法もありますが、いずれカスタム値は設定しないものとします。
チェックボックスができました。
そのままD3セルに次の式を入力します。
D3セル
=IF(C3>=70,TRUE,FALSE)
点数が70以上ならTRUEが、そうでなければFALSEが返されます。
なお戻り値がTRUEまたはFALSEですので、IF関数なしで「=C3>=70」と入力しても同じです。
入力が完了すると自動入力を促すメッセージが出ますのでチェック(YES)を選びます。D4セル以降の表示を見るとTRUEやFALSEの値がそのまま表示されそうに見えますが問題ありません。
もちろん×(NO)を選んでおいて後でセルをコピーペーストしても結果は同じです。
以上で完成です。
チェックの有無はC列の値に応じて変化しますが、チェックボックスを直接クリックしても変化しません。
ちなみに式を「=TRUE」にすると一切変化しないチェックありのボックスに、「=FALSE」と入力すると同じくチェックなしのボックスになります。単に「TRUE」「FALSE」と入力するとクリック時に変化してしまいます。