- 質問形式を「チェックボックス」や「チェックボックス(グリッド)」とすることで複数選択式の質問を作ることができます。
- テキストや日付を多数入力させる質問は作れません。必要であれば複数の質問を並べる必要があります。
チェックボックスを使う方法
画像は設定画面の様子です。
質問の形式として「チェックボックス」を選択し、その下に選択肢の内容を入力していきます。
これで複数選択式の質問となります。
なお、設定画面内に青い字で表示されている「「その他」を追加」をクリックすると、「その他」の内容を自由に記述させることができます。
この設定の具体例については次の記事で紹介しています。
(Googleフォーム)「その他」の選択肢に記述させる方法 - いきなり答える備忘録
回答中の様子です。選択肢からいくつでも選ぶ(チェックを入れる)ことができます。
回答をスプレッドシートにリンクさせた場合は、「社会,算数」のように複数の回答をカンマでつないだ文字列が1つのセルに記録されます。
また、設定中の右下部分にある「必須」のスイッチをクリックしてONにすると、1つ以上チェックを入れなければならなくなります。
1つもチェックを入れないままだとエラーメッセージが現れ、回答を完了できません(画像は省略)。
必須の設定をした質問には記号(赤い「*」)が表示されますが、質問の説明中で「1つ以上選択してください」などと注意しておいた方が良いと思います。説明文は右下にある点々のアイコンをクリックして「説明」を選択すれば入力できます。
選択できる数を制限する方法(下限・上限・一定数)
選択できる(チェックを入れられる)数を制限する方法です。
ただし「1つ以上チェックを入れさせる」の場合は上記のように「必須」をONにするだけで済みますので、そちらの方が簡単です。
設定画面にて、質問の右下の点々のアイコンをクリックして「回答の検証」を選択します。
すると設定用の入力欄が現れます。
左端のプルダウンをクリックすると3つの選択肢が現れます(上から順に下限、上限、一定数の設定に対応)。
ここでは上限数を設定するものとし、「選択する最多個数」を選択します。
隣のボックスに上限とする数(ここでは「3」)を入力し、右のボックスには上限を超えて選択された際に表示するエラーメッセージを入力します。
これで4つ以上選択したときにはエラーとなり、設定したメッセージが表示されます。この状態では回答を完了できません。
なお、選択できる数の下限を設定するか、一定数に設定した場合は、その条件を満たさない限り回答を完了できません。つまり「必須」をONにする効果を兼ねることとなります。
チェックボックス(グリッド)を使う方法
選択肢が共通するチェックボックス形式の質問を1つにまとめることができます。
質問形式を「チェックボックス(グリッド)」とし、左側には回答対象の項目(質問内の小問)を、右側には選択肢を入力します。
項目名は縦に並び、チェックボックスは横並びとなります。これにより質問をコンパクトにまとめ、効率的に回答させることができます。
ただし、この質問形式では選択できる数を制限する設定ができません。また、「その他」に自由記述させる選択肢を作ることもできません。
各行での回答を必須とする方法
質問設定中の右下にある「各行で1つの回答を必須にする」のスイッチをクリックしてONにします。
これにより各項目(小問)で1つ以上のチェックを入れることが必須となります。
1つでもチェックがない項目があるとエラーとなり、回答を完了できません。
1つの列(選択肢)を1回までしか選べなくする方法
(質問内容が上記例と異なりますので注意してください)
設定画面で、右下の点々のアイコンをクリックして「1列につき1つの回答に制限」を選択します。
これにより複数の項目(小問)で同じ選択肢を選択することができなくなります。
実際に選択するとエラーメッセージが表示され、回答を完了できません。
ただし、この質問内容は質問形式を「選択式(グリッド)」とする(1つだけ選べるラジオボタンを複数並べる形式とする)ことで次のように作り変えることができます。
「チェックボックス(グリッド)」と「1列につき1つの回答に制限」を併用する場合はこのように作り直すことが考えられますので、集計のしやすさも考慮のうえ適当な形式を検討してみてください。
選択式(グリッド)を使う方法(順位付けをさせる例)
質問形式を「選択式(グリッド)」にすると、ラジオボタン(1つだけ選べる)の設問を複数並べることができます。1つだけ選べる設問を複数並べるだけでは複数回答形式とはいえませんが、設定を追加することで「複数の選択肢に順位をつけさせる」ということができますので紹介します。
質問形式として「選択式(グリッド)」を選択します。そして左側には順位を表す項目名(「第○位」や「第○希望」など)を入力します。
右側には順位付けの対象となる選択肢を入力します。
続いて右下の「各行で1つの回答を必須にする」のスイッチをクリックしてONにします。
これにより第1位から第3位まで必ず選択しなければならなくなりますが、第3位だけ選択する、といった回答を防ぐことができます。
最後に、右下の点々のアイコンをクリックして「1列につき1つの回答に制限」を選択します。
これで1つの選択肢を1つまでしか選べなくなります。
回答中の様子です。「1列につき1つの回答に制限」を設定したため、1つの選択肢に複数の順位を付けることができなくなります。
これにより順位付けの質問として成立します。