いきなり答える備忘録

Google Workspace・Microsoft 365・LibreOfficeなどに関するメモ

(Googleフォーム)「その他」の選択肢に記述させる方法

 Googleフォームで、選択式の設問に「その他」の選択肢を設けて自由記述させる方法についてです。
 選択肢から1つだけ選択させる場合(ラジオボタン)と複数選択を可能とする場合(チェックボックス)に分けて紹介します。

1つだけ選択させる場合(ラジオボタンを使用)

 設問の形式を「ラジオボタン」とします。
 選択肢を追加していき、「その他」を追加したいところで「「その他」を追加」の文字をクリックします。

 


 これで選択肢に「その他」が加わります。

 



 回答中の画面です。
 この「その他」の選択肢には記述欄が付属するので、ここに自由に記述させることができます。
 なおボタンをクリックしなくとも、この欄に文字を入力するだけでボタンに印が入ります。

 


 ところで、「その他」を選択するだけで何も文字を入力しない、という回答には注意する必要があります。
 「回答」で集計結果を円グラフ表示させる場合はこのような回答も把握することができますが…

 


 次の画像はスプレッドシート上に回答を反映させたところです。
 「その他」を選択しただけの回答は空白セルとなり、無回答(何も選択しない)と区別がつきません。

「必須」にした場合

 「必須」のトグルスイッチをクリックしてONにすることで回答を必須にすることができます。

 


 これによりいずれかの選択肢を選ぶことが必須となり、「その他」を選択した場合には記述欄への入力を行わなければならなくなります。
 ただしこれは「任意回答だけども『その他』を選んだら記述欄の入力を必須とする」という設定ではないので注意する必要があります。
 このことを踏まえてどういう設問構成・設定にすべきかというのは調査設計の範疇になり一概には言えませんが、上で示したように「記述のない『その他』→スプレッドシート上では選択されたことがわからない」という点については留意しておいた方がよいです。

複数選択を可とする場合(チェックボックスを使用)

 設問の形式を「チェックボックス」とします。
 選択肢を追加していき、「その他」を追加したいところで「「その他」を追加」の文字をクリックします。

 


 これで選択肢に「その他」が加わります。

 


 回答中の画面です。
 この「その他」の選択肢には記述欄が付属するので、ここに自由に記述させることができます。
 チェックボックスをクリックしなくとも、文字を入力するだけで自動的にチェックが入ります。

 


 ここでも、「その他」だけを選択して何も文字を入力しない、という回答に注意する必要があります。
 「回答」で集計結果を棒グラフ表示させる場合はこのような回答も把握することができますが…

 


 次の画像はスプレッドシート上に回答を反映させたところです。
 「その他」だけを選択したの回答は空白セルとなり、無回答(何も選択しない)と区別がつきません。

「必須」にした場合

 「必須」のトグルスイッチをONにすることで回答を必須にすることができます。

 


 これにより少なくとも1つの選択肢を選ぶことが必須となり、「その他」だけを選択した場合には記述欄への入力を行わなければならなくなります。
 これは「任意回答だけども『その他』を選んだら記述欄の入力を必須とする」という設定ではないので注意する必要があります。

 


 さらに気を付けなければならないのは、「その他」を含めて2つ以上の選択肢を選んだ場合は(無回答というわけではないので)記述欄への入力を行わなくともスルーされる、という点です。
 これらのことから一概にどういう設問構成・設定にすべきとは言えませんが「記述のない『その他』→スプレッドシート上では選択されたことがわからない」という点には留意しておいた方がよいです。