Wordの囲い文字のような機能(メニュー)としては用意されてませんが、単純に図形内に文字を入れれば実現できます。
手順
はじめにメニューから「挿入」→「図形」→「図形」と選択して、適当な形状を選択します。
ここでは丸で囲んだ文字を作るため「楕円」を選択します。四角で囲む場合は「長方形」を選択します。
Shiftキーを押しながらドラッグすると(縦横の長さが等しくなるので)真円が描けます。
選択した状態でキー入力すれば図形内に文字が入ります。
次の画像では字の大きさを36ptに設定しています。文字は中央に配置されます(もっと見るのアイコンから配置のアイコンに進んで変更可)が、それでもやや右に寄っているように見えます。フォントによっては多少軽減しますが…
図形を右クリックして「テキストの適合」を選択し、インデントあるいはパディング(上下位置の変更可)の数値を変えて微調整できます。
右の▲や▼ボタンだと0.1cm単位で変わるので、より細かい数値は直接入力で行います。
あとは各種アイコンを使って線の太さや色、塗りつぶし色などを変更します。
主に使うアイコンを画像内に示しています。
同様にして三種類の図形で囲み文字を作ったところです。コピーして右クリックして「図形の変更」を使うのが手っ取り早いです。
いずれも縦横の大きさとインデントは同じなのですが、文字の左右位置はちょっと異なって見えるので、こだわるなら個別に調整が必要となります。
枠線の装飾
上記でみたようにアイコンで枠線の色・太さ・破線を設定することができますが、そのほかに次のような設定が可能です。隠しコマンドかと思うぐらい気づきにくいですが、通常の線やワードアートにも適用できるので覚えておいて損はありません。
二重・三重線にする
図形を選択してメニューから「表示形式」→「枠線と線」→「枠線の種類」と進んで適当な線種を選択します。ここでは太線と細線を組み合わせた二重線としてみます。
二重になりました。ただし間隔が狭いのでかなり拡大しないとわかりにくいかもしれません。
角の形状を変更する
図形を選択してメニューから「表示形式」→「枠線と線」→「装飾線の枠線」と進んで適当な線種を選択します。ここでは「ベベル結合」というのを選択してみます。
(※ここでは効果がわかりやすいよう枠線をかなり太く設定しています)
すると角が45°ずつカクカク折れるような形状となりました。
デフォルトはラウンド結合で角が丸くなります。マイター結合にすると丸みが全くなくなり完全な四角形になります。
これらの設定については次の記事でも紹介していますので参考まで。