判定結果表示用の(数式が組み込まれた)チェックボックスである
次の画像のD列に並んでいるチェックボックスはクリックしても何も変わりません。
そこでD3セルの値を確認すると「=C3>=200」となっています。
D3セル
=C3>=200
この数式はC3セルの数値が200以上であればTRUEを、200未満であればFALSEを返します。意味としては「=IF(C3>=200,TRUE,FALSE)」と同じです。
つまりこのチェックボックスはクリックでON/OFFを切り替えるためのものではなく、C列の値を判定して結果がTRUEならばチェックが入った形で表示させるためのものです。
そして内容がどうであれ「=」で始まる数式が入力されている場合はクリックしても何も起こりません。例えば「=TRUE」と入力されている場合、常にチェックが入ったチェックボックスとなります。
C3セルの値を240に変更したところです。D3セルの条件を満たす(結果がTRUEになる)ので自動的にチェックが入りました。
ファイルを編集する権限がない
そもそも操作しているユーザーにファイルを編集する権限がないケースです。チェックボックスをクリックしても何も起きず、ダブルクリックするとTRUE/FALSEが表示されます。もちろんその値を書き換えることはできません。
これはメニュー部分に「閲覧のみ」と表示されていることで確認できます。対応としてはファイルのオーナーに権限を変更してもらうしかありません。
シートやセル範囲が保護されている
ファイルの編集権限があるにもかかわらず、チェックボックスをクリックしても何も起こらず、ダブルクリックすると「問題が発生しました」といったメッセージが表示される例です。
これはそのシートやセル範囲を編集できないよう設定されていることが原因で、これも対応としてはオーナーに設定を変えてもらうしかありません。なお、メニューから「データ」→「範囲とシートを保護」と進めることで設定が適用されている範囲を確認できます。