いきなり答える備忘録

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(Gスプレッドシート)日付が過ぎたら色を付ける方法

 Googleスプレッドシートで、経過してしまった日付、つまり今日より前の日付が入っているセルに色を付ける方法についてです。
 今日より前の日付が入っている行に色を付ける方法も併せて紹介します。

今日より前の日付のセルに色を付ける方法

 次の表ではB列に日付が記録されています。そのうち今日の日付より前の日付が入っているセルに色を付けるものとします。
 まずは色付けの対象となる範囲(B3:B9)を選択します。

 


 その状態でメニューから「表示形式」→「条件付き書式」と選択します。

 


 ウインドウの右側に設定用の領域(ペイン)が出現します。
 ここでプルダウンから「次より前の日付」という項目を選択します。もう1つプルダウンが現れますが、デフォルトで「本日」となるのでこれはそのままとします。
 そしてその下の「書式設定のスタイル」のエリアにあるバケツのアイコンをクリックして塗りつぶし色を選択します(ただし、ここではデフォルトの緑色とします)。なお、他のアイコンで文字色や太字などの設定も可能です。
 最後に「決定」をクリックすれば完了です。

 


 今日(2020/7/5)より前の日付のセルに色が付きます。
 翌日以降にファイルを開くと、その日より前の日付が入ったセルに色が付きます。

 この方法はメニュー操作だけで完了できて簡単ですが、セル単位でしか色を付けることができず、日付が入っているセルの左右のセルに色を付けることはできません。つまり行に色を付けることはできません。行に色を付ける場合は次に紹介する方法で行います。

今日より前の日付の行に色を付ける方法

 ここでは、B列に記録されている日付が今日より前のものであったら、そのセルだけでなくC,D列のセルにも色を付けるものとします。
 まずは色付けの対象範囲となるB3:D9の範囲を選択します。

 


 その状態でメニューから「表示形式」→「条件付き書式」と選択します。

 


 ウインドウ右側に設定用の領域が現れます。
 ここでプルダウンから「カスタム数式」を選択し、その下のテキストボックスに次の数式を入力します。
 あとはバケツのアイコンで塗りつぶし色を選択して「完了」をクリックします。

 テキストボックスに入力する数式

=$B3<TODAY()

 この式により、各セルから見て同じ行にあるB列の日付が今日より前の日付であるかどうかが判定され、そうであれば設定した書式が各セルに適用されます。
 日付のうち最も上にあるB3セルを参照し、絶対参照($)で列を固定するのがポイントです。



 完了をクリックすると設定完了です。
 今日の日付(2024/7/5)より前の日付が入っている行に色が付きました。
 翌日以降になると、その日よりも前の日付の行に色が付きます。