いきなり答える備忘録

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(Excel)セルの右端に「様」や「御中」を表示する方法

 Excelで、宛名をセルの左側に寄せたうえで右端に「様」や「御中」の敬称を表示させる方法についてです。
 通常なら隣のセルの左端に表示させれば済むことですが、レイアウトが制約されている状況も考えられますのでやり方を紹介します。

セルの右端に「様」を表示させる例

 まず、対象となるセル範囲(ここではB3:B5)し、右クリックして「セルの書式設定」を選択します(ホームタブの「書式」→「セルの書式設定」でもOK)。

 


 ダイアログが現れますので「表示形式」タブを選択して左側の「ユーザー定義」を選択し、「種類」欄に「@* "様"」と入力します。
 そしてOKボタンをクリックします。

 種類欄の文字列

@* "様"

 「@」はセルに入力されている文字列を指します。その後の「* 」(アステリスクの後に半角スペース)がポイントで、これによりセルに入力されている文字列の後ろに半角スペースが(セルがいっぱいになるぐらいに)詰め込まれ、最後に「様」が表示されることとなります。
 なお、ダブルクォーテーション(")を省略して「@* 様」としてもいいですが、自動的にダブルクォーテーションが補われます。



 OKをクリックするとセルの右端に「様」が表示されました。
 横位置を中央寄せや右寄せにしても同じように表示されますが、フォントによっては左側に表示されている文字がちょっと右に移動します。

条件に応じて「様」か「御中」を表示させる例

 ちょっとした応用例です。
 次の画像では B~D列に元となるデータがあります。XLOOKUP関数を使い、F3セルに入力されたIDからデータを参照してG3セルに名称を表示させています。
 ここでさらに、区分(C列)が「個人」ならG3セルの右端に「様」を、「団体」なら「御中」を表示させるものとします。

 


 G3セルを選択した状態で「ホーム」タブから「条件付き書式」→「新しいルール」と選択します。

 


 ダイアログが現れます。
 中央付近にある「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、その下の数式欄に次の数式を入力します。そして下にある「書式」ボタンをクリックします。

 数式欄の数式

=XLOOKUP($F$3,$B$3:$B$7,$C$3:$C$7)="団体"

 F3セルの値をB列から検索し、対応するC列の値が「団体」なら(以下で設定する)書式を適用するという内容の式です。
 セルを参照すると勝手に絶対参照($)が付くのでゴリゴリ固めてますが、この例では付けなくても同じ結果となります。
 複数セルに同時設定する場合は第1引数のみ絶対参照を外して「F3」などとしますが、詳細は省略します。



 「書式」ボタンをクリックすると次のダイアログが現れますので、ここでは表示形式タブから「ユーザー定義」を選択し、種類欄に「@* "御中"」と入力します。

 種類欄の文字列

@* "御中"

 最初の例と同様に、セル内に入力された文字列の後ろに半角スペースが詰め込まれ、最後に「御中」が表示されるという内容です。



 OKを連打してシートに戻ると、G3セルは条件に該当するのでセルの右端に「御中」が表示されました。

 


 続いて2回目の設定です。
 G3セルを選択した状態で上記と同じ手順を再度進め、数式欄には「=XLOOKUP($F$3,$B$3:$B$7,$C$3:$C$7)="個人"」と入力します。上記の式中の「団体」を「個人」に変えただけです。

 


 「書式」ボタンをクリックして次のダイアログでは種類欄に入力する文字列を「@* "様"」とします。

 




 設定を終え、F3セルのIDの値を「103」に変更すると、G3セル内の関数により抽出される名称が変化するとともに、条件付き書式の設定によって右端の文字が「様」に変化しました。

 


 G3セルを選択した状態で「条件付き書式」→「ルールの管理」と選択すると、設定済みの条件付き書式の内容を確認・変更できます。