すべての機能は膨大になりますので、ここでは図形等の作成と装飾・加工を中心に紹介します。
- メニューから「挿入」→「描画」→「新規」と選択すると図形描画のキャンバスが現れ、線や図形等を作成できます。
図形描画キャンバスの開き方
メニューから「挿入」→「描画」→「新規」と選択します。
すると図形描画のキャンバスが現れます。上部にアイコンのメニューが並んでいますので、これらを使って図形等を配置することができます。
また、既存の図形描画の内容を変更する場合は、ダブルクリックするか選択した状態で「編集」を選べばキャンバスが開きます。
主な操作
図形等の作成
図形等を作成するには、主に4つのアイコンを利用します（画像中の赤い枠で囲んでいるもの）。
種類と機能については以下の表のとおりです。
| アイコン | 機能 |
|---|---|
 | 単純な直線や曲線、矢印、コネクタ（図形と連結する線）、フリーハンドの線などが描けます 自由な形状の多角形についても（「図形」ではなく）ここから作成します |
 | 円や四角形などの基本的な図形のほか、太い矢印、吹き出し、計算式を作成できます 計算式は単純な演算記号とカッコの図形が描けるだけで、数式エディタのようなものではありません |
 | テキストボックスを作成できます 図形の四角形とは異なり、テキストの量に応じてサイズを自動調整する機能があります |
 | PC内の画像やGoogleドライブ上の画像を選択して配置することができます |
一例として図形を作成してみます。
図形のアイコンをクリックしてメニューから適当なものを選びます。
ここでは丸い吹き出しを選択します。
マウスポインタの形が変わって十字型になるので、そのままキャンバス内でドラッグします。
おおよそ適当な大きさになったところでマウスのボタンを離すと図形ができます。
図形を選択している状態では、青や黄色のマーク（ハンドラ）がいくつか表示されます。
これらをドラッグすることで図形を拡大縮小したり変形、回転させることができます。
画像は省略しますが、キャンバス右上の「保存して終了」をクリックすると元の文書編集画面に戻り、文書中に図形が表示されます。
ワードアートの作成
上記の各種オブジェクトのほかにワードアートを作成することもできます。
メニューがわかりにくい場所にありますが「操作」→「ワードアート」と選択すればOKです。
小さな枠が出てきますので、表示させるテキストを入力します。
以降は省略しますが、図形と同様に枠線の太さを変えたり、枠線と塗りつぶし色をそれぞれ設定するといった加工・装飾ができます。
縦横比を変えたり回転させたりすることも可能です。
線や図形の加工
作成した線や図形を選択すると加工・装飾用のアイコンが現れます。
種類と機能については以下の表のとおりです。
| アイコン | 機能 |
|---|---|
 | 塗りつぶしの色を設定できます 図形とテキストボックスには適用できますが、線や画像には適用できません |
 | 線や図形の枠線の色を設定できます 図形の枠線を消すときは色を透明にします（太さを0にはできない） |
 | 線や図形の枠線の太さを設定できます |
 | 線や図形の枠線の種類を設定できます 具体的には直線のほか鎖線や破線に設定することができます |
設定例については省略しますが、グラデーションについて補足します。
グラデーションは、塗りつぶし色のアイコンをクリックしたところで「グラデーション」のタブを選択すると設定できます。
⊕のマークをクリックしてカスタマイズも可能です。
テキストの編集と調整
図形やテキストボックスをダブルクリックするか、右クリックしてメニューから「テキストを編集する」を選択すると文字を入力することができます。
また、図形やテキストボックスを選択するとフォントの設定やサイズ変更用のプルダウンが現れます。
さらに「もっと見る」のアイコン
をクリックすると文字の装飾や整列などのアイコンが多数現れます。
通常の文書作成時に利用できるものと共通しているので詳細は省略しますが、箇条書きやインデントによる整形なども可能となっています。
画像の加工
画像を選択すると切り抜き（トリミング）のアイコン
が現れます。
クリックすると画像の周囲に黒い線が現れますので、これをドラッグしてトリミングできます。
また、アイコンの横にある▼のマークをクリックすると図形マスク（図形に沿った切り抜き）ができます。
楕円形に切り抜いた結果です。
ところで、画像を直接文書中に挿入した場合に利用できる色の変更や透明度・コントラストの設定が図形描画キャンバス内ではできませんので、目的とする表現に応じてどちらの方法で画像を配置するか、選択が必要です。
図形描画のコピーペースト
Googleスプレッドシートの図形描画（キャンバス全体）はどういうわけかコピーペーストができませんが、Googleドキュメントの場合はCtrl+Cキー→Ctrl+Vキーなどの方法で簡単にコピーペーストできます。
