Googleスプレッドシートで、データ全体の代表値の一種である中央値を求める方法についてです。
- MEDIAN関数を使って中央値を求めることができます。
- MEDIAN関数は空白セルを無視します。つまり集計対象に空白セルをいくら含めても結果は変わりません。
手順
画像はB2セルに「=MEDIAN(5,9,2,16,8)」と入力した結果です。
5つの値を小さい順に並べると2,5,8,9,16となり、中央の順位(第3位)に位置する「8」が戻り値となります。
こちらは「=MEDIAN(5,9,2,16,8,1000)」と入力した結果です。
6つの値を小さい順に並べると2,5,8,9,16,1000となります。中央の順位に位置する値が複数存在する(第3位の「8」と第4位の「9」)ので、この2つの値の平均である「8.5」が戻り値となります。
また、他のデータより極端に大きい値や小さい値(外れ値)があっても影響を受けにくいのが中央値の特徴で、この結果からもそのことがわかります。
もちろん他のセル範囲を参照して中央値を求めることもできます。
ここではD3セルに「=MEDIAN(B3:B9)」と入力し、7つの値の中央値を求めています。結果は98となります。
なお、こちらは参照範囲に空白セルを含めた結果です。
7つある数値は上記の画像と同じで、そこに空白セルが1つ加わっていますが結果は変わっていません。このように空白セルはそもそもないものと扱われ、いくらあっても結果に影響しません(AVERAGE関数などと同様)。