Googleスライドで、図形などのオブジェクトにアニメーション効果を設定すると、その内部のテキストを含め全体がアニメーションされます。しかし設定により内部のテキストだけをアニメーションさせることができます。テキストだけをアニメーションさせる場合に別のオブジェクトを用意する必要がなくなります。
- アニメーションの設定中にある「段落ごと」にチェックを入れるとテキストだけがアニメーションされ、図形に変化は起こらなくなります。
手順
先に結果(プレゼンテーションでの動作)を見てみます。
スライド中央下に白い部分があります。これは図形メニューを使って挿入した長方形です。この長方形には「北海道」という文字が含まれているのですが、最初は見えません。
しかし、この図形に設定されたアニメーションが開始されると、「北海道」の文字がフェードインで表示されました。
設定の方法ですが、まず図形を右クリックして「アニメーション化」のメニューを選択します。
アニメーション設定のペインが現れますので、効果の種類とタイミングを適宜設定したうえで(この例では既定値のまま)、「段落ごと」にチェックを入れます。設定はこれだけです。
「段落ごと」は本来、箇条書きになっているようなテキストを1段ずつ表示させるための設定ですが、副次的な効果としてテキスト以外にアニメーションが適用されなくなるため上記のような動作結果となります。
この設定により、テキストだけアニメーションさせる場合でもテキストボックス等を別途用意する必要がなくなります。ただし「図形中の複数の段落からなるテキストにのみ1回だけアニメーション効果を適用する」という場合は、透明なテキストボックス等を重ねてアニメーションを設定するしかありません。