Googleスプレッドシートのシートの行数・列数は可変となっています。そこで、現在の行数・列数を取得する方法について紹介します。
- 例として「=ROWS(A:A)」でシートの行数を、「=COLUMNS(1:1)」でシートの列数をカウントすることができます。
- 行・列の削除等による影響を避けたい場合はINDIRECT関数を併用した方が確実です。
手順
シートの行数及び列数を取得するためC2・C3セルにそれぞれ式を入力しています。
内容は次のとおりです。
C2セル(行数)
C3セル(列数)
=ROWS(A:A) =COLUMNS(1:1)
ROWS関数は行の数を数える関数です。引数として「A:A」とか「B:B」などの任意の列の全体を指定することで、シートの列数を取得できます。
COLUMNS関数は列の数を数える関数です。引数として「1:1」や「2:2」といった任意の行全体を指定することでシートの列数を取得できます。
式を実行した結果です。
このシートは既定値である1000行、26列のシートであることがわかります。値は行・列の追加や削除に伴い変動します。
なお、関数の引数として(必ず存在する)A列や1行目を指定していますが、行・列の追加や削除に伴い#REF!エラーになることがあり得ます。これは参照を絶対参照にしても解決できません。念のためこの問題を避けるとすれば、INDIRECT関数を使って次のようにします。
C2セル(行数)
C3セル(列数)
=ROWS(INDIRECT("A:A")) =COLUMNS(INDIRECT("1:1"))