いきなり答える備忘録

Google Workspace・Microsoft 365・LibreOfficeなどに関するメモ

(Gスプレッドシート)三辺の長さから三角形が成立するか判定する

 Googleスプレッドシートで、3つの辺の長さに基づき、三角形が成立するか(そのような三角形が存在するか)どうかを判定する方法についてです。

  • 簡単な不等式を使って、三角形の成立条件を判定することができます。

手順

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 B~D列に、三角形の各辺a,b,cの長さが記録されています。
 そこでF列に式を入力して、それぞれ三角形として成立するかどうかを判定しようとしています。

 式は次のようなものです。

 F3セル

=IF(SUM(B3:D3)>2*MAX(B3:D3),"成立","不成立")

 判定条件となっているのは「SUM(B3:D3)>2*MAX(B3:D3)」の部分です。
 三角形の成立条件は「最長の辺をA、他の2辺をB,CとしたときにB+C>Aであること」です。これを式にすると「SUM(B3:D3)-MAX(B3:D3)>MAX(B3:D3)」となりますが「MAX(B3:D3)」を移項することで「SUM(B3:D3)>2*MAX(B3:D3)」となります。
 

f:id:accs2014:20201024153209p:plain:right:w450

 確定したところです。
 辺の長さが9,5,6の組み合わせについては成立するものとして判定されました(5+6>9)。

 

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 さらに式を下方にコピーした結果です。

 a,b,cが4,8,3(4+3<8)とか2,7,5(2+5=7)といったケースでは不成立として判定されていることが分かります。