(Gスプレッドシート)リンクされた図の貼り付けを実現する

 Googleスプレッドシートで、一定のセル範囲を画像にして貼り付け、さらにセルの変更を画像に反映させる方法についてです(Excelでの「リンクされた図」に相当)。Excelとは使い勝手が異なり操作も若干複雑です。

  • シートの一部をコピーした状態でメニューから「挿入」→「図形描画」と進みダイアログに貼り付けを行うことでリンクされた図を貼り付けることができます。
  • シート内容の変更を反映するには再度図形描画のダイアログを開き「更新」をクリックする必要があります。
  • 枠線(罫線)の変更は反映されません。図形描画のダイアログ上で別個に設定する必要があります。

手順

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 まずは図の元になる表をコピーします。
 表を選択した状態でショートカット「Ctrl+C」やメニューの「編集」→「コピー」でコピーします。

 

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 そのままメニューから「挿入」→「図形描画」と選択します。

 

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 すると図形描画のダイアログが現れます。

 

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 この画面上で貼り付け(ショートカット「Ctrl+V」)を行うと貼り付け方法を選択するためのダイアログが現れます。
 「スプレッドシートにリンク」が選択されていますのでそのまま「貼り付け」をクリックします。

 

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 すると図が作成されました。
 そのまま「保存して終了」をクリックすれば設定完了です。

 

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 リンクされた図が表示されました。若干元の表より大きい感じです。
 行の高さや列の幅に制約されず表を自由に配置できるのがメリットですが、拡大したときに表示が荒くなるのが難点です。ただしPDFエクスポートや印刷をした際にはきれいに拡大されます。

 

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 注意点ですが、元の表を変更してもこの図には直ちに反映されません。
 画像では元の表の一番下の行のデータを変更しているものの、図の方には反映されていません。

 

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 変更を反映させるには、図形をダブルクリックして再度編集画面に進み、表示される「更新」をクリックする必要があります。
 この画面内で図を下の方に寄せないと「更新」メニューが見えないことがありますので注意してください。

 

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 クリックすると変更が反映されました。

 

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 また、枠線(罫線)の設定を変更しても図には反映されませんし、「更新」メニューも出ません。

 

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 これは図形描画の画面上で図を選択し、メニューで直接(別個に)設定する必要があります。
 「枠線が印刷されないように消したのに図に反映されない」というトラブルにハマってしまうことがよくありますので注意してください。