Excelで1から100までに含まれる偶数の和と奇数の和をそれぞれ求める方法についてです。
お約束として和の公式は用いず、1から100までの数値を出力した上で算出するものとします。
お約束として和の公式は用いず、1から100までの数値を出力した上で算出するものとします。
- SUM関数とEVEN関数、SUM関数とISEVEN関数といった組み合わせで1から100までの偶数の和、奇数の和を求めることができます。
手順
1から100までの偶数の和について2つの例を、同じく奇数の和についても2つの例を示しています。
それぞれの式は次のようなものです。
偶数の和
=SUM(EVEN(SEQUENCE(100)))/2 =SUM(SEQUENCE(100)*ISEVEN(SEQUENCE(100)))
1つ目の式は、1から100の整数を偶数に切り上げて(2,2,4,4,……98,98,100,100となります)合計し2で割っています。短いのがメリットですが、範囲が奇数個(1から101まで、など)の場合や偶数始まり(2から101まで、など)のケースで誤った結果になるのが注意点です。なおSEQUENCEの代わりにROWを用いればさらに若干短くできます(以下同様)。
2つ目の式は、1から100の整数をISEVEN関数で偶数かどうか判定して足しています。少し長いですがわかりやすいですし、どのような範囲にでもそのまま適用できるので、一般的にはこちらの方が良いと思います。
奇数の和
=SUM(ODD(SEQUENCE(100)-1))/2 =SUM(SEQUENCE(100)*ISODD(SEQUENCE(100)))
1つ目の式は、1から100の整数を奇数に切り下げて(1,1,3,3,……97,97,99,99となります)合計し2で割っています。注意点は上記の例と同様です。
2つ目の式は、1から100の整数をISODD関数で奇数かどうか判定して足しています。