Googleスプレッドシートで、カンマ区切りになっている文字列から、指定した順番にある文字列を取り出す方法についてです。
カンマ区切りだけでなく別の区切り文字であっても応用できます。
カンマ区切りだけでなく別の区切り文字であっても応用できます。
- INDEX関数とSPLIT関数の組み合わせで、カンマ区切り文字列からn番目の項目を取り出すことができます。
手順
B3セルに対象となるカンマ区切り文字列が記録されています。
この文字列から4番目の項目「佐々木」を取り出すものとします。
C3セルに以下のように入力します。
=INDEX(SPLIT(B3,","),4)
SPLIT関数により文字列を分割し、INDEX関数で順番を指定して取り出しています。
実行結果です。
また、「","」の部分を「"_"」や「":"」などとすることで、さまざまな区切り文字に対応できます。
セル内改行で区切られている場合は「CHAR(10)」とします。
なお、連続する区切り文字、文字列の先頭・末尾の区切り文字がある場合、そこには番号がつきません。結果的に抽出される項目がずれます。
連続する区切り文字、文字列の先頭・末尾の区切り文字がある場合でも無視せずに番号を数えて抽出する場合は以下のようにします。連続する区切り文字の間、先頭の区切り文字より前、末尾の区切り文字より後を取得した場合は空文字列を取得します。
=IFERROR(INDEX(SPLIT(B3,",",,FALSE),4),"")
ちなみに「最後の項目」を取得する方法については次の記事で紹介しています。